去る6月8日、生徒会執行部全員で半田市にある「子ども食堂」のボランティアの見学に伺いました。
子ども食堂とは、地域の子供たちやその保護者のみなさんが安心しておいしいご飯を食べられる場所や、その料理を提供する活動のことです。
お邪魔するきっかけは生徒会執行部3年の山本さんが「子ども食堂」の活動を知り、「自分も何か力になりたい!」と思ったことから。
当日は知多半島で「子ども食堂」を始めとした、多くの社会貢献活動をされている原田篤(はらだ あつし)さんに快く受け入れて頂き、子どもたちとも目いっぱい遊びました。
<生徒会執行部の感想>
2年 赤井 千紘(生徒会長):私は初めてこども食堂に行ったのですが、想像とは少し違った部分もあり、勉強になりました。例えば、挨拶をしないと入れない、というルールは始めのコミュニケーションの場であり、小さな緊張がやわらぐ場でもあるのかなと思いました。そのおかげか、「こんにちは」と挨拶すると「こんにちは」と返してくれる子がほとんどで感動しました。なかには、挨拶しても返してくれない子がいたけれど、近くにいたらだんだんと目を合わせてくれるようになり、最後はうなずいてくれるようになりました。短い時間だったけど少しでも心を開いてくれたのかと思うと嬉しかったし、年齢は離れていてもコミュニケーションの大切さを感じました。
3年 山本 華玲(副会長):私が実際に提案した企画でしたが、“こども食堂”に行くのは初めてで、とてもワクワクしていました。自分が想像していた以上に店内が満席で、ぞくぞくと人が入ってきて、お客さん方も制服の私達を察して、温かい雰囲気で迎えてくださり、とても安心しました。正直、“下見”の段階で子どもたちと関わることができるとは思っておらず、最初は子どもたちの勢いに圧倒された部分も大きかったのです。しかし、笑顔で声をかけてみると、自分たちのやっていた遊びに私たちを入れてくれて、逆に子どもたち私たちを受け入れ、緊張を解いてくれました。私は普段からキャンプボランティアで子どもたちと関わっています。「ほかのメンバーはきっとそうでもない人もいるから、大丈夫かな」と心配しましたが、みんなもすごく楽しそうで、一緒に来ることができてよかったと感じました。私は子どもたちからすごくパワーをもらえて、明るい気持ちになることができ、子どもたちにも何か少しでも居場所や笑顔を与えられたらと気持ちを再確認できました。
常滑高校生徒会執行部では、今後も子ども食堂を始めとしたさまざまなボランティアを積極的に行っていきたいと考えています。
生徒会執行部と一緒にボランティアをやってみたい、という本校生徒の皆さん、ぜひ声をかけてください!