常高だより(No.121~)

人波作戦

2024年9月24日 No.129

 常滑高校が主催し、常滑警察署交通課と常滑市役所市民協働課と共に行っている交通安全啓発運動「人波作戦」を、今年度は9月20日(金曜日)に実施しました。例年「人波作戦」は天候に恵まれることが多く、今年度も晴天に恵まれ、初秋というには少々暑い中の呼びかけとなりました。

 1・2年生の各クラス代表、生徒会執行部、野球部の総勢50名が午新田交差点を行き交う車両にむけて「交通安全」「シートベルト着用」などと書かれたサインボードでアピール。また、生徒会執行部はパトカーの拡声器を用いて呼びかけを行いました。15時30分から16時までの短い時間ではありましたが、とても有意義な活動を行うことができました。

夏季インターンシップ

2024年9月4日 No.128

 夏季休業中に、1・2年生の生徒がインターンシップに参加してきました。学校生活ではできない、貴重な体験をすることができました。生徒からも「やりがいを感じることができた」「普段入れない場所に行けて、世界が広がった」「まちづくりは様々な企業が団結し、地形や地域住民にも配慮しながら行われていると知った。達成感のある職種だと感じた」等の感想がありました。御協力いただいた企業等の皆様、ありがとうございました。

ブライトン校への訪問

2024年8月26日 No.127

 7月23日(火)~8月4日(日)の日程で生徒19名がオーストラリア体験旅行に参加しました。

 まずはシドニーに向かい、オペラハウスやセントメアリー大聖堂、ブルーマウンテンズなどを訪れました。

 シドニーに滞在した後、飛行機でメルボルンに向かい、いよいよ姉妹校であるブライトン校を訪問しました。昨年度、常滑高校に来ていただいたので、1年振りの再会となった生徒も数多くいました。ウェルカムセレモニーを開いていただき、常高生はホストスチューデントと対面しました。最初は緊張した様子でしたが、フリータイムになると緊張もほぐれて笑顔が見られました。週末はホストファミリーと一緒に過ごし、それぞれがオーストラリアの生活を楽しめたようです。

 ブライトン校での生活が始まり、美術、体育、化学、数学などの授業を英語で受けました。理解に苦労した場面は多々ありましたが、日本との違いを肌で感じることができ、新鮮で面白く感じたようです。また、Moonlit Sanctuaryという動物園に行くこともでき、オーストラリアにしかいない固有種を見たり、日本の動物園よりも近い距離でカンガルーやコアラと触れ合うことができたりと貴重な体験ができました。オーストラリアの野生動物を守るための取り組みや、自然の保全への意識も学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。

 最終日にはフェアウェルパーティーを開いていただきました。ブライトン校の先生や生徒、ホストファミリーが参加している中で、常高生一人一人が感謝のスピーチを行い、二人羽織や書道、ダンスといった出し物を披露しました。あっという間の滞在でしたが、日々貴重な体験をすることができ、一つ成長した姿で日本へ帰国できたと思います。

 帰国後は、常滑市長さんを表敬訪問させていただき、「こういった経験を通して自分の視野を広げて欲しい」とお言葉を頂きました。また、校内で帰国報告会もしました。
 今後、この経験を生かして2学期以降の授業や学校生活、そしてこれから先の進路や人生の過ごし方にも生かしてもらえるよう期待します。

尾張大野夏祭り2024ボランティア

2024年8月17日 No.126

 この夏、20年ぶりに常滑市大野地区で開催された「尾張大野夏祭り2024」に、ボランティアとして本校生徒5名が参加しました。子どもからお年寄りまで多くの方がイベントや盆踊りを楽しみに来場される中、生徒はかき氷を作って販売したりドリンクを提供したりと大忙し。最終的にはやぐらの上でMCも務めました。地域の人々との触れ合いの中で会場にはたくさんの笑顔が見られました。夏がたっぷり詰まった1日は大いに盛り上がり、参加した生徒にとっては良い思い出になったことでしょう。

2年生(普通科)TタイムlocusProgramⅡ導入講座

2024年7月11日 No.125

 7月10日(水)7限目に株式会社マイナビより講師をお招きし、2学期から使用する教材、locusProgramⅡの導入講座を実施しました。

 2学期からのTタイム(総合的な探究の時間)では、「地域の課題の解決策を『産官学の視点』で、『実現可能なもの』にする」という探究活動を行っていきます。「産官学」とは、産業と行政、学問を指します。課題を解決するためには、様々な立場から様々なアプローチをすること、連携することが重要です。その連携について今後の探究活動で考えていきます。そして、「地域の課題」を「自分ごと」化し、解決する方法を考える中で、「将来こんな仕事に就きたい」、「進学先でこんなことを学びたい」というように、地域の課題をもとに自分自身の将来について考えを深めていってもらいたいと思います。

 「地域の課題に学問でアプローチする」ために、学問の世界を知ることが必要です。そのために、オープンキャンパスに行き、大学や専門学校を直接見て、感じる機会が大切ということを今回の導入講座の中でお話していただきました。オープンキャンパスに行って、見るべきポイントについてもお話ししていただいたので、夏休みに実際にオープンキャンパスに行くときの参考にしてもらいたいと思います。自分自身の進路選択についても探究活動の中で、考えることができ、有意義な時間であったと感じます。

 2学期からのTタイムが楽しみになる1時間でした。

セラミックアーツ科 3年生課題研究中間発表会

2024年6月21日 No.124

 6月20日(木)にセラミックアーツ科3年生の授業「課題研究」の中間発表会を行いました。自ら課題をみつけ、セラミックに関する技術や思考を1年間かけて研究し、問題解決するというものです。「和食が映える皿づくり」「カメレオンの変態を磁器土の透過性で表現」「漂流物と海洋汚染問題」など、班ごとに様々なテーマに取り組んでいます。来年2月の卒業制作の展示に向けて、各班とも良いスタートを切った報告会となりました。

未来創造フォーラム生徒参加

2024年6月20日 No.123

 名古屋港ポートビルにて開催された第8回未来創造フォーラムへ本校の生徒5名が参加しました。前半はテーマ「子どもの居場所を考える」についての講演を聞き、後半はディスカッション形式で弁護士や大学講師、栄養士のような専門家の方々との意見交換を行いました。

 参加生徒からは「日ごろ同じ年代の人たちと話している内容とは全く異なり、有識者の方々からのお話はとても刺激的でした」といった感想が上がりました。今回の参加をきっかけに、地域の子ども食堂にお手伝いに行った生徒もいます。参加した生徒にとっては学びの多い1日でした。

2年生 模擬講義

2024年6月12日 No.122

 6月12日(水)6・7限目に模擬講義を実施しました。大学や専門学校から講師の先生方をお招きし、12講座から自分が興味のある学問分野を2つ選び、講義を受けました。

 実際の大学や専門学校の講義を体験することで、大学や専門学校ではどのような学びをしているのか、どの学部学科に進学したいか、将来どのような職業に就きたいかなど様々なことを考える機会になったようです。
 高校卒業後はいろいろな進路に進むことになります。この模擬講義で学んだことを活かして、進路選択をしてもらいたいと思います。

生徒感想
  • 「文学」文学は歴史の資料を元に論理立てて分析して説明していく学部だとわかりました。
  • 「経済・経営」最初は、経済・経営・商学はほとんど同じことを学ぶと思っていたけれど、経済(社会の流れ・問題)、経営(企業・団体)、商学(お金・商品の流れ)とそれぞれ学ぶことが違うということが分かった。
  • 「看護」紹介された薬剤投与の方法で、まだ教科書に載っていない新しい方法があると聞いて、医療は進化し続けているのだと感じました。
  • 「情報」VRやAR、MRなどの意味を知り、理解することができた。音も情報とかかわっているのは意外だった。
  • 「工学」光が及ぼす影響についてわかりました。物理でやった内容も含んでいたので、理解しやすかったと思います。
  • 大学の学びは、自分で課題を発見して考えて答えを探るという探究が重要になってくることを知った。
  • 自分がやりがいを感じられる仕事につけるように、今からたくさん調べて将来に向けて考えたいと思った。
  • もともと想像していた内容とは違う系統の分野だったけどおもしろかった。
  • 自分で調べることももちろん大切だけど、実際に働いている人の新鮮な声を聴くことも自分の将来にとても大事だなと思いました。
  • 自分の行きたい大学の学部学科のことをもっと調べてどんな資格がとれるか、どんなカリキュラムなのかを知ることが大切だと思った。

JICA中部なごや地球ひろば訪問プロジェクト

2024年6月7日 No.121

 6月4日木曜日、国際理解コースの1年生と3年生がJICA(日本国際協力機構)中部なごや地球ひろばを訪問しました。日本の国際協力についての説明を受け、環境に配慮した施設の中を案内していただきました。

 また、ウガンダの昼食もいただきました。インゲン豆のトマト煮とジャガイモで作ったポショ(ウガンダでは白トウモロコシ)、リンゴジュースで、生徒もおいしそうに食べていました。

 午後にはヨルダン・ハシミテ王国で青年海外協力隊として活躍していた元隊員の方からヨルダンの文化、生活、医療支援や障がい者支援の話を聞きました。その後はSDGsについて学んだり、学校祭(丘陵祭)で発表する国のポスター作りのための資料を探したり学びの多い訪問でした。

生徒感想
  • 国際協力は難しいと思っていたが、日常生活の延長で身近にあるということを知ることができた。
  • 国際協力はお互い支えあい、恩返しができるようにやっていることがわかった。
  • もともと海外に興味があったけど、今回の訪問でより興味を持てた。世界の人口の約8割が発展途上国で暮らしていると知って驚き、もっと国際協力をして少しでも助けになりたいと思った。
  • 屋上の芝生やトップライトなどの環境の良い施設を見学できて良かった。
  • 将来外国とかかわる仕事に就きたいと思っているので、しっかり勉強し夢を叶えたいと改めて思えた。
  • JICAが取り組んでいること、大切にしていることが分かった。施設見学や国際協力体験談を通して、自分にできることを考えながら、将来の選択のために活かしていきたいと思った。
  • ウガンダ料理を初めて食べたが、おいしかった。ヨルダンの話も初めて知る国だったからとてもおもしろかった。