2023年7月3日

Mcrosoft Edge の活用について

Microsoft Edge

Microsoft Edge とは?

Microsoft ( マイクロソフト )  Edge ( エッジ ) は、 Google ( グーグル )  Chrome ( クローム ) を元に製作された Microsoft のウェブブラウザーです。ロイロノート・スクールなど Google Chrome での利用を推奨されるサービスでも問題なく利用できます。

学校の授業で利用するウェブブラウザーは、個人的に利用するウェブブラウザーと分けておくと使いやすいでしょう。

普段、自分のスマートフォンで Safari ( サファリ ) や Chrome を利用しているなら、授業用に利用するウェブブラウザーは Microsoft Edge がオススメです。

Microsoft Edge の準備

Microsoft Edge をダウンロード

Edge へのサインイン

学校のアカウントで Edge にサインインすると、学校の Surface Go をはじめ、パソコンやスマートフォンなど複数の端末の間で閲覧履歴やパスワード、ブックマークを同期できます。

Microsoft 365 アカウント

Edge にサインインするには、学校で配布する Microsoft 365 アカウント を使用します。

もし、個人の Microsoft アカウントを利用している場合は、それぞれを別に利用できます。

サインインの手順
スマートフォンの Edge にサインイン

iPad/iPhone や Android スマートフォンで Edge にサインインする場合は、以下を参考にしてください。

  1. [サインイン]をタップ。
  2. ユーザー名(メールアドレス)を入力して[次へ]をタップ。
  3. パスワードを入力して[次へ]をタップしましょう。
Microsoft Edge Mobileの初回起動時の画面
すでにOfficeなどでサインインしている場合、そのユーザーが表示されることがある。
パソコンの Edge にサインイン

Windows PC や Mac などで Edge にサインインする場合は、以下を参考にしてください。

サインインの確認
  1. 顔写真のようなアカウントのアイコンをタップ/クリック。
  2. 自分のユーザー名が表示されていればOKです。
学校のアカウントでサインインしていますか?
学校のアカウントでサインインしていますか?

上図のとおり[職場]または[学校]の下に自分のユーザー名が表示されていれば OK です。

表示されていなければ、次の手順をご覧ください。

自分のユーザー名が表示されていない場合
  1. 顔写真のような○をタップ/クリック。
  2. 表示されたシートの[新しいアカウントの追加]を選び[サインイン]をタップ/クリック。
Microsoft Edge Mobileの初回起動時の画面
プロファイルを分けて、学校用のアカウントの他に個人用のアカウントも設定できる。
  1. ユーザー名を入力して[サインイン]をタップ/クリック。
  2. ユーザー名を入力してサインイン
    ユーザー名を入力
  1. パスワードを入力して[次へ]をタップ/クリックしましょう。
  2. パスワードを入力してサインイン
    パスワードを入力

Microsoft Edge パスワード・マネージャー

2020年代の現在では、多くのサービスがウェブサイト上で提供されています。利用するサービスが増えると、アカウント情報(ユーザーID とパスワード)を覚えるのも一苦労です。

Microsoft Edge には、ウェブサイトで利用するユーザー名(ID)とパスワードを作成・保存・自動入力できる[パスワード・マネージャー]の機能が組み込まれています。

上手に使えば、より安全にかつ簡単にウェブのサービスを利用できます。

パスワード管理の設定を確認

Edge のパスワードの作成と保存に関する設定を確認しましょう。学校のアカウントでは、個人で利用するアカウントと設定が違うことがあります。

スマートフォンの Edge を設定
  1. (…)メニューをタップ
  2. (…)メニューをタップする
    (…)をタップする
  1. [設定]設定をタップ
  2. [設定]をタップする
    [設定]をタップ
  1. [ユーザー名]をタップする
  2. [ユーザー名]をタップする
    [ユーザー名]をタップする
  1. アカウント別のシートが開きます。
  2. 設定シートが開く
    設定シートが開く
  1. [同期]をタップ
    • [同期の設定]で[パスワード]がオンになっているか確認
    • [完了]をタップして戻る
    [同期]をタップして[パスワード]がオンになっていることを確認
    [パスワード]の設定がオン
  1. [パスワード]をタップ
  2. [パスワードマネージャー]で以下の設定がオンになっているか確認
    • [パスワードの保存を提案]
    • [強力なパスワードを推奨]
  3. 設定が終わったら[完了]をタップ
    [パスワード]をタップしたら、ふたつのスイッチがオンになっている事を確認
    ふたつの項目がオンになっているか確認
iPad/iPhone 追加の設定

iPad/iPhone で Edge パスワード・マネージャーを利用するには、追加で設定が必要です。

  1. [設定]アプリを開きます。
  2. スクロールして[パスワード]をタップします。
  3. [設定]をスクロールして[パスワード]をタップ
    [パスワード]をタップ
  1. [パスワードオプション]をタップします。
  2. [パスワードオプション]をタップ
    [パスワードオプション]をタップ
  1. [パスワードを自動入力]をオンにすると、[入力を許可]以下が開きます。
  2. [入力を許可]セクションから[Edge]にチェックを入れます。
  3. [パスワードを自動入力]をオンにして、[入力を許可]以下から[Edge]をタップしてチェックを入れる
    [パスワードを自動入力]

    [入力を許可]できるのは、ふたつまでです。デフォルトでは[iCloud パスワードとキーチェーン]が選択されていますから、他に利用しているアプリがある場合は利用するアプリをふたつ選びます。

  1. [Microsoft Edge オートフィルがオンになっています]シートが開くので[完了]または[設定に戻る]をタップします。
  2. オートフィルがオンになっています
    オートフィルがオンになっています
パソコンの Edge を設定
  1. Edge のツールバーから[…]をタップ/クリック
  2. 展開されたメニューの中から[設定]をタップ/クリック
    Edgeのメニューを展開する
    Edge のメニューを展開する
  1. 設定画面から[パスワード]をタップ/クリック
  2. [設定]画面から[パスワード]をタップ/クリックする
    [設定]画面から[パスワード]
  3. 以下の3つのトグルスイッチをオンにする。
    • パスワードの保存を提案
      Microsoft Edge にパスワードの保存を許可し、セキュリティで保護された状態に保ちます
    • パスワードを自動的に保存する
    • パスワードのオートフィル
      Microsoft Edge によるパスワードの自動入力を許可します

    グレーアウトして操作できない場合もある。その場合はできるものだけオンにする。

    3つのトグルスイッチをオンにする
    トグルスイッチをオン
  4. [設定]のタブを[×]で閉じる。
パスワードの作成と保存

Edge を使うと、ウェブサイトで利用できる複雑なパスワードを自動的に作成し、保存します。自分で覚えるよりも確実ですから、使い方を覚えましょう。

スマートフォンの Edge で作成・保存
  1. ログイン画面を開きます。
  2. 電子メール・フィールドをタップしてカーソルを置くと、キーボードの上に過去に入力したことのあるメールアドレスが提案されます。
  3. 電子メールアドレスを入力
    電子メール(ユーザー名)を入力

    ※ 多くの場合「ユーザー名」に利用されるのはメールアドレスですが、単に[ユーザー名]と表記してある場合、過去に入力したことのある文字列が表示されます。

    ※ 間違って入力したアドレスも覚えていることがありますから、よく確認してからタップ/クリックしましょう。

  1. 提案されたメールアドレスの部分を左右にスワイプすると、他のアドレスも表示されます。右端までスワイプすると、アイコンが二つ並んでいます。
  2. サジェストのオプション
    サジェストのオプション
    • カギ(青枠):パスワード
      過去に入力したことのあるパスワード
    • ピン(緑枠):場所
      住所や電話番号など
  1. パスワード・フィールドをタップして提案されたメールアドレスなどを右端までスワイプすると[パスワードの提案…]とあるので、これをタップするか、キーボードの上に表示される[🔑パスワード]をタップします。
  2. パスワードの入力
    パスワードの入力
  1. パスワード・マネージャー シートで[新しいパスワードの追加]をタップ。
  2. [新しいパスワードの追加]をタップ
    [新しいパスワードの追加]をタップ
  1. 新しいパスワードの追加シートで[強力なパスワードの提案]をタップ。
  2. [強力なパスワードの提案]をタップ
    [強力なパスワードの提案]をタップ
  1. [パスワード]欄に自動的にパスワードが入力されます。これで良ければ[保存]をタップします。
  2. [保存]をタップ
    [保存]をタップ
パソコンの Edge で作成・保存
  1. Edge でログインページを開きます(図は例です)。
  2. ログインページを開きます
    ログインページを開く(例)

    ※ Edge などのウェブブラウザーは、ページで指定されたデーター形式から推測して候補を表示しますが、ウェブサイトによっては適切なデーター形式を指定していない事もあり、この通りにならない場合もあります。

  1. 電子メール・フィールドにカーソルを置くと、Edge で入力したことのあるメールアドレスが候補として表示されます。
    候補の中のひとつをタップ/クリックすると入力されます。
  2. 電子メールアドレスを入力
    電子メールアドレスを入力

    ※ 多くの場合「ユーザー名」に利用されるのはメールアドレスですが、単に[ユーザー名]と表記してある場合、過去に入力したことのある文字列が表示されます。

    ※ 間違って入力したアドレスも覚えていることがありますから、よく確認してからタップ/クリックしましょう。

  1. パスワード・フィールドにカーソルを置くと、新しいパスワードが提案されます。
    提案されたパスワードでよければ、それをタップ/クリックすると入力されます。
  2. パスワードが生成される
    パスワードの作成

    ※ ウェブサイトによっては、パスワードに使用できる文字種が少ないことがあります。その場合は 別のサービス 外部のウェブサイトへ移動します で作成するか、提案されたパスワードを別にメモして、使えない文字や記号を変更します。

    ※ どんな文字・記号が使えるかは、利用するウェブサイトで確認してください。

  1. アカウントを作成または最初のログインをした際、そのユーザー名とパスワードを記憶するかを確認します。[保存してオンにする]をタップ/クリックすると、他のウェブサイトにログインする際にもユーザー名とパスワードが保存されます。
  2. パスワードを保存する
    パスワードを保存する
保存したパスワードの利用

一度保存したパスワードは、次回以降自動的に入力されるので、パスワードを忘れたということを防げます。

スマートフォンの Edge で使用
  1. ログインしたいウェブページを開きます。
  2. ユーザー名やパスワードの欄をタップすると、保存された項目が表示されます。
  3. 該当するユーザー名やパスワードをタップして入力しましょう。
  4. 表示されたユーザー名またはパスワードが正しくない場合、その項目を左右にスワイプしてみましょう。他の提案項目が隠れています。

    該当する項目をタップ
    該当する項目をタップ
パソコンの Edge で使用
  1. ログインしたいウェブページを開きます。
  2. ユーザー名やパスワードの欄に自動的に入力されています。
  3. [ログイン]や[サインイン][続行]などをタップ・クリックしましょう。
    ログインページを開くと、自動的に入力されている
    ログインページを開くと、自動的に入力されている

参考資料

Edge のセキュリティ

パスワード保存のセキュリティ

ブラウザーにパスワードを保存したらいけないって訊いたけど?

以前は、ウェブブラウザーにパスワードを保存することは安全性が低く、危険なことだとされていました。それには以下のような理由がありましたが、2020年代ではいずれも改善されています。

  • ウェブブラウザーがパスワードを平文(暗号化しない)で保存する。
    ⇒ 最新のウェブブラウザーでは、IDやパスワードなどのアカウント情報は暗号化して保管しています。
  • パスワードを保存したパソコンを複数の人が共用する。
    ⇒ 近年では情報端末はひとり1台を使うことが主流。また、同じパソコンを共用する場合でも、アカウントを切り替えて利用することが一般的にも認知されてきたため、全く同じパソコン・同じアカウントを使いまわすことは少なくなっています。

むしろ自分で記憶しようとすることで同じパスワードを使いまわしたり、覚えやすいパスワードを利用したりすることが増え、アカウントの乗っ取りやなりすましの被害が増える原因になっています。

今やってはいけないことは?
  • iPhone などスマートフォンの「メモ」や Windows の「メモ帳」にパスワードを保存するのはやめましょう。

これらのアプリでは、内容を暗号化せずに保存します。特にスマートフォンの「メモ」機能はクラウドに同期され、情報はサーバー上に保存されています。同期に使うあなたのIDとパスワードを手に入れた誰かに、あなたが使っている全てのサービスを盗まれる危険性が高くなってしまいます。

パソコンやスマートフォンの機能は正しく理解して使えば、とても便利に、かつ安全に利用できます。

※ 末尾の( 外部のウェブサイトへ移動します )は、外部のウェブサイトへ移動します。